Interview
以前の僕は逃げてばっかりでしたが、そんな僕も変われました。
自分もそういう人になりたいと思っています。
スキルアップしたいけど、動きだす一歩が踏み出せないような、そんな方をサポートしていきたいですね。
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Q1.入社のきっかけを教えてください。
山口県出身で16歳くらいからずっと飲食関係の職場を転々としていました。「福岡で修行したい!」と出てきて別の居酒屋に勤めていたのですが、転職を考え、ハローワークに行った時に福利厚生がちゃんとしていたので入社しました。
前職の居酒屋では保険もなく、上層部の給料の遅れが出始めて不安を感じて辞めたこともあり、金額の高さではなく、会社として福利厚生がきちんとしているところを探した結果、この会社を選びました。
この会社では、最初はアルバイトで入社したのですが、ゆくゆくは社員になるつもりでしたし、経験者ということを優遇していただいたこともあって、3ケ月経たないくらいで正社員になりました。
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Q2.今は主にどんなお仕事をされていますか?
基本的には全てします。
ホールのドリンク作りもしますし、料理の提供や洗い物もしますし、接客など全てです。
厨房の仕込み後、営業に入り、スタッフの何気ない会話などから常に把握するようにはしています。仕事のほとんどは社員さんやバイトさんに任せていますが、自分は緊急時や何かあった時に出るようにしていて、どのポジションにいってもいいように常に構えています。
その他、福岡地区の料理長もさせていただいていて、店長兼料理長みたいな感じなので、大名店と今泉店の料理のクオリティーを見たり、食材の旬の物だったり、旬のお酒だったり、なるべく早め早めに打ち出せるようにしています。大名店にもお客様に挨拶に行ったり、スタッフの近況を聞いたり、面談したりしています。
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Q3.職場の雰囲気を教えてください。
今は全然ないんですが自分がピリピリしてた時代がありました。
今泉店は店の作りとしてスタッフが見えなくなる状況がないので気を抜くことができなかったかなと思います。ただ、気は抜けないんですけど、良い意味でお客さまとの距離が近く、お客様と少しずつ思い出を重ねていった結果、リピート率80%という高数値をキープすることができました。常連さんも多いですし、ご新規さんもここ良いね!と口コミなどで広がっていっていますね。
うちは活気とかも大事にしていて、なるべく明るく、声出しの練習もします。
スタッフ皆、お客様の情報を共有していて、お客様の好き嫌いなど、細かいところまでわかっていますね。 -
Q4.今までに辞めようと思ったことはありますか?
あります。6年前ぐらいにこの会社辞めます!という時期がありました。
その時はもう楽しくないし、働く気もない、ソリも合わないという感じでしたね。
仲間意識は強いんだけど、自分が思っているのと違ったんですよ。
僕はとしては仲はいいけど、仲良しこよしじゃなくて、高めあっていくチームがいいなと思っていて。どっちかというとぬるーい感じで先のことを考えているのか考えていないのかよくわからんような集まりの中で、慣れもあったんでしょうね。
仕事もほとんど覚えてしまって、ここで覚えることはないやと天狗になっていたところもありましたから。大名店の山元店長が当時の僕の上司だったので山元店長にもすごくかみついていましたね(笑)。どうやったら給料上がるんか?とか。やめますわーとか、今思えば、無茶苦茶してました。
それで、今まであんまり本部の方が直々に来られることはなかったんですけど、結局はその時に熊本の本部から福岡まで直々に来て話していただいて、そこで僕も想いを話しました。色々あったけど、今会社は発展途上だから今辞めるのはもったいないと。
「将来独立するんでしょう?」と、「こんなんで辞めていたらまた同じことがあったらまた逃げ出しちゃうのか?」と言われて、改めて思い出してみるとずっと続いた会社がなかったんですよね。
1年とか、2年未満とか・・その時が26歳でした。また同じパターンに入っているなという自覚もあったし、また逃げ出していると気付きました。
そして、「新店舗もできるしお前ぐらいだったら任せたいなと思っている」と言われもう一回頑張ってみようかなと思いました。負けず嫌いなところもあったんで、「それは逃げじゃないか」とズバリ言われて、その時正直、自分の中じゃわかっていたのでやっぱりこのままではいかんなぁと思いました。
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Q5.今は辞めたいということはないということは何かきっかけがあったんですか?
今泉店がオープンして店長になったんですけど、本気でやる仲間達とか意識してて、礼儀とかピシッとしたくて仲良しこよしじゃない組織を作りたいというのがありました。
でも結局、自分が厳しすぎて、はなから恐怖でおさえつけていたのでそれがなかなか自分が抜けきれなくて3年間ぐらいでめちゃくちゃ人が辞めていきました。結局2年前ぐらいの時に18歳の女の子が泣く泣くもう辞めたいですという時に、親御さんからも電話があって「うちの娘が泣いとる何をしたんだ。店長さんとこの店が好きで好きで働きよったのに、何でこんな泣きながら親に助けを求めてくるんだ」という電話があってから、実際会って謝って、僕もそこで気づきました。
なんてことしてたんだろうと。お店に入ってくれる子の中には傷を持った子や、友達がいないとか、昔の自分のようにルーズで逃げてきた人もいます。
逆に自分がちゃんと導いてあげないとなと思って。
そこからですかね変わっていったのは。
相手を変えようとするのは難しいので自分が変わるしかないのかなと気がつきました。この会社のいい所って、すごい親身になってくれる方が多く、ダメはダメで言ってくれるし、いいはいいで褒めてくれるし。
この会社が今まで働いてきた中で一番勤続年数が長く、バイトで入って辞める辞めると言いながら今では店長してとても勉強になっています。 -
Q6.今のお仕事でやりがいやモチベーションを保てる何かはありますか?
いろんな面で勉強になっているところです。失敗ばかりなんですけどね(笑)。
独立することが夢で、その前にここで働いていてよかったなと思います。
今は料理以外の経営面も勉強させてもらっています。結果として、辞めてないからそれが今味わえていると思います。
今の景色が見えて楽しいですし、あそこで辞めていたらまたどこかでフラフラしていると思います。 -
Q7.仕事をされる上で重要視することはなんですか?
働きやすい環境です。悪い空気のところにはお客様も来ないですし、人間関係、空気感がどうかということが大事で、結局突き詰めたらそこなのかなと思います。
これからの時代は、頑張った人間がちゃんと評価されて、それがちゃんと賃金にも反映される会社が一番いいかなと思います。
ここはちゃんと頑張れば稼げるし、休みも取れますよ。 -
Q8.今後の目標・どういったふうにお仕事をしていきたいというのはありますか?
今はバイトさんの在籍が多く、休み希望が95%以上叶えれる店舗になりました。
後は3月で卒業の子もいるので、近しい目標で言えば世襲式ですね。
先輩が後輩を紹介するような流れをずっと作っていきたいと思っています。
どこのお店も求人がとにかくネックで課題なんですよ。
なので、現在バイトさんとコミュニケーションを取って、そこの流れを一回作りあげてしまいたいと本当に思っています。うちは紹介で金一封という制度がありますし、休み希望や希望額も稼げ、飲み会も楽しいと言ってもらっています。
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Q9.以前、離職率が多かったということですが今は紹介は増えていますか?
そうですね。
うちで働きたいと言って入ってきた子も増え、休みも円滑にまわせうまくいっています。
何事もないようにと丁寧にやりたいところですね。 -
Q10.同僚の自慢を教えてください。
お客様から指名されるスタッフが多いところが自慢ですね。
福岡ではまだまだなんですけど、うちは席数が少ないにもかかわらず、売上が5店舗の中で常に上位にいます。最初の1,2年はずっと最下位の売上だったんですけど、ここ最近1、2年は上位をキープ出来ているのもスタッフ皆のおかげだと思っています。うちの店舗が、今はしっかり稼げる店舗となっているので、ここからまだまだしっかり頑張らないといけないと思っています。
上を目指しているという面でいうと、自分は店長を交代して上へ行くことを考えていますが、今店長になりたいというスタッフも何人かいるのでそこも自慢のひとつですね。 -
Q11.社長の自慢をしてください。
健全で、全うな方なので、そんなに贅沢されないし、華やかでもないし、悪い所は直そうとしてくれるとこですね。質素でしっかりされていてすごいなと思います。
自分の弱いところ、我が強いところ、すぐ暴力に頼っちゃうところにも向き合ってくれました。 -
Q12.店長になるためには、どういったことをしたらいいですか?
スキルはみんなもっているので、スタッフの為に想いを持って叱ることができるのか、将来の為に真剣に、親身になって身だしなみのことなど最低限のことを言えるかどうかですね。
3~5年経って、きっとわかってもらえると思うので。 -
Q13.どういう人が入社されたら嬉しいですか?
飲食業界が好きな方がいいですね。
あと、スキルアップしたいけど、想いはあるけど、動きだす一歩が踏み出せないような、そんな方をサポートしていきたいと思っています。
昔の自分は仕事も続かなくて、逃げ出してばっかりでしたけど、今は店長やってて、妻や子供、家族がいます。若い子たちをみると、全然無限大の可能性があるし、投げ出しちゃって子をみると、ほんともったいないですよね。
でも、自分もそうだったから、その子たちの気持ちがすごくわかるんですよね。
僕の場合は、そんな僕を止めて正してくれる人がいたから変われました。
だから、自分もそういう人になりたいし、そういう会社でありたいと思っています。